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公務員ってずるいよね。給料が安定してもらえるし景気に関係なくボーナスもらえるし
公務員の知り合いは「ほとんど残業してない」って言ってた。公務員はずるいなぁ
このような考えをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
公務員は「安定」の象徴ですよね。安定している職業といえば公務員。公務員といえば安定していて一生安泰。
毎年着実に給料が上がり、景気に関係なくボーナスももらえるので「公務員はずるい」という感情を持つ人は常にいます。
特に、コロナで混乱したときは言われる機会が増えました
実際に公務員として働いている中で、公務員には「ずるい」と言われても仕方がない点があるのは事実です。
こちらの記事では、実際に国家公務員として働いている中で感じる、公務員がずるいといわれる理由を解説します。実際にバッシングなども受けているので、参考になるかと。
結論、公務員はかなり恵まれている職業だと思います。
公務員になりたいな~
と考えている方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
公務員がずるいといわれる理由
公務員が巷でずるいといわれる理由は、主に下記のとおりかと。
クビという概念がない
公務員には、解雇やクビという概念がありません。自分から辞めるか、定年退職するか、犯罪などの問題行動を起こさない限り、職を失いません。
なので、公務員は雇用保険に加入していないんですよ~
一方で、民間企業の場合は、解雇やクビになる可能性が常にあると言っても過言ではありません。労働基準法で雇用がきちんと守られているとはいえ、
- 不景気
- 業績不振
- 企業買収
など、「自分はまったく悪くない」「自分の業務とは関係ない理由」で解雇されてしまうリスクすらあります。
実際に、理不尽な解雇や勤務先の倒産などの経験がある方にとっては、解雇やクビとは無縁の公務員は「ずるい」と感じるのも無理はありません。
確実に収入が上がっていく
公務員は、それなりに仕事をしていれば毎年確実に収入が上がっていきます。
「俸給表」に基づいて給料が決まるので、完全に年功序列の世界なのです
実際に、私も毎年着実に基本給は上昇しております。そこそこ真面目に働いているので。
公務員の世界には「営業成績」「売上」という概念はないので、景気が良かろうが悪かろうが収入が上がります。
不景気や成績不振で減給を食らったことがある方にとって、「確実に」収入が上がる仕組みはずるいと感じますよね。
不景気でもボーナスがもらえる
公務員は、年度によって減額される可能性があるとはいえ、不景気でもボーナスがもらえます。
コロナ禍においてはボーナスの減額が行われましたが、その後は民間企業の業績回復に伴って、公務員のボーナスも回復しました。
民間企業の場合、そもそも売上や利益が芳しくない場合は、ボーナスが支給されないことがあります。そもそも、ボーナスという制度がないケースもあるでしょう。
公務員の場合、景気に関係なくボーナスがもらえる点は大きなインセンティブです。「公務員は生活設計が立てやすい」と言われることがありますが、これは基本給とボーナスを含めた「収入の確実性」が抜群だからです。
特に、コロナ禍で大打撃を受けたサービス・小売業の方は、きっちりボーナスが支給される公務員に対して「ずるい」と感じることもあるでしょう。
退職金が高い
公務員は、定年まで勤めればざっくり「1,800万円~2,000万円」程度の退職金が受け取れます。民間企業と比較しても高い水準となっており、
普段の給料も安定しているくせに、退職金もキッチリもらいやがって
とバッシングを受けることも少なくありません。
公務員バッシングには慣れてしまいました…切ない…
人事院の調査によると、民間企業の8割以上は何らかの形で退職金制度を用意しています。しかし、金額は企業によって差があり、企業規模が小さくなればなるほど退職金の額は小さくなります。
ちょいと前に「老後2,000万円問題」がクローズアップされましたが、公務員の退職金には老後不安を一気に吹き飛ばせるほどのインパクトがあります。
このように、年金不安や老後不安が渦巻いている中で、
やっぱり公務員はずるい
という論調が出てくるのは仕方のないことかもしれません。
福利厚生が手厚い
公務員は福利厚生が手厚いです。
- 基本給に加えて各種手当が豊富
- 年間130日以上休める
- 有給休暇だけでなく特別休暇が豊富
- 提携ホテルに安く泊まれる
- などなど…
公務員は、基本的に法令に定められたルールの中で働くため、働きやすい環境が整備されています。
年間休日なんて100未満だしサービス残業まみれだし…やっぱり公務員は楽でずるいよなぁ
と感じる方も多いでしょう。
※公務員でも、「配属ガチャ」が外れるとブラックな環境に放り込まれます。
実際に、私は福利厚生をフル活用しています。特別休暇もガンガン使うし、提携ホテルも泊まりまくって、お得に楽しんでます
休職制度が手厚い
公務員は休職制度も手厚いです。育児休業や介護休業の取得理解も進んでおり、希望すれば基本的に休職を利用できます。
また、病気や怪我での休職も以下のように定められています。
休職の事由(根拠条号)に該当する状態が存続する限り、その原因である疾病の種類、従事する業務の内容等が異なることとなった場合においても、引き続き3年(同項の規定による休職の期間については、5年)を超えることができない。
人事院規則
つまり、3年間は「ゆっくり休む」ことができます。
実際に、メンタル不調で1年以上休んでいる同僚は数名いますね。
特に、近年はメンタル不調による休職者が増えているため、休職制度が整備されている点は大きな安心材料です。
正直なところ、
コイツ、民間企業だったら確実にクビだよなぁ
というポンコツ職員は少なくありません。この点に関しては、公務員の身分保障は過剰で「ずるい」と思われるのは仕方がない気がしますね。
公務員宿舎が安い
宿舎によって金額に差はありますが、公務員宿舎は激安です。
私の同期が住んでいる公務員宿舎の家賃は月9,000円です。トランクルームかよ
家賃は家計に大きな影響を与える固定費ですから、家賃を大幅に抑えられる点は資産形成上大きなメリットです。
私は毎月マンションの家賃で80,000円も払ってるのに…公務員はずるい
と思われるのも無理はありません。
ただし、公務員宿舎には以下のようなデメリットがあります。
- 物件によってはオンボロ
- 自治会に入る必要がある(掃除とかやらされるみたいです)
- 申請すれば必ず入れるわけではない
- エアコンがないことがある
「快適な住環境」を求めるのであれば、ある程度高いカネを払ってアパートやマンションに住んだほうが良いと思います。
楽な部署なら残業がない
公務員の仕事は楽でいいよね~
と言う人もいますが、これは完全に運次第(というか配属ガチャ)です。
実際に、私は運よく楽な部署に配属されているので、2年間近く残業を一切していません。
残業がなければ、
- 副業できる
- 自分の時間を確保できる
- 家族との時間も確保できる
というメリットがあります。
「残業が当たり前」という雰囲気の中で働いている方にとって、公務員の就労環境は「ずるい」と感じることもあるでしょう。
しかも、近年は働き方改革の推進もあり、残業に関する規制が厳しくなっています、つまり、「今後ますます残業時間が減る公算が高い」ということです。
「残業しづらい雰囲気」が、ますます醸成されるかも!
公務員になりたいなら
ずるいと言われることもある公務員ですが、メリットとデメリットの両面があるのが事実です。
以上を踏まえたうえで、
公務員になりたい!
と考えている方は、網羅的に公務員試験対策が行える予備校の活用がおすすめです。独学でも合格できないことはありませんが、ぶっちゃけかなり苦労します。
筆記試験から面接試験まで、網羅的に試験対策を行ってくれる予備校を利用したほうがはるかに効率的です。
私が実際に利用していたアガルートなんかは、かなりおすすめです。面接な死ぬほど苦手だった私でも、合格できるレベルまでサポートしてくれました。
実際に利用した感想や利用者や評判・口コミはこちらでまとめています。
まとめ:公務員はずるいと言われてしまう面があるのは確か
まとめます。
民間企業から見て、公務員がずるいと言われる理由は結構多いですよね。
実際に公務員として働いている人間からすると誇張されている部分もありますが、概ね巷の意見は合っているかと
将来の安定や雇用の安定を最優先で求めている方は、公務員は合っている働き方です。公務員を目指そうか考えている方にとって、こちらの記事が参考になれば幸いです!
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